そのためには、小さいころから、お母さんがお口の中に関心を持つことが大切です。赤ちゃんの頃は、歯が生えたことがどんなに嬉しかったことでしょう。でもだんだんと、仕上げ磨きをさせてくれなくなったりすると、お母さんも適当になってしまうこともあると思います。
もし、虫歯ができてしまった場合は、治療しなければなりません。当医院では決して無理せず、少しずつ練習しながら進めていきます。お母さんの方も根気がいりますが、無理な治療は一生子供の心を傷つけますからね。当医院では、一切削らず、定期健診で見守っていくこともあります。そして治療ができるような状態になったら治療を開始します。
例えばこの子供さんは、幼稚園のころ乳歯のほとんどが虫歯でした。すべて治療することは、子供にとっても精神的にかなりのダメージになります。そこで、お母さんにお菓子の与え方・歯みがきを頑張ってもらうことを約束して、一切削らなかった例です。
痛いことをしないことによって、定期的にずっと通院してくれました。毎月来てくれます。いつの間に歯乳歯が抜けて永久歯列になりつつある、小学生です。
今では、治療もできるようになったので、神経の治療などもしています。茶色い乳歯は、自分で一生懸命みがいてくれていたので、見た目は悪いのですが、硬くなり虫歯の進行が止まっています。
正しい生活をすれば虫歯は止まります!
永久歯列になる頃は、歯を大事にするピカピカの中学生になっていることでしょう。